AC/DC

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AC/DCのバイオグラフィー

AC/DC(エーシーディーシー)は、アンガス・ヤング、マルコム・ヤングのヤング兄弟を中心にオーストラリアのシドニーで、1973年12月に結成されたロックバンドである。 バンド名の由来は掃除機の裏側に「AC/DC」と書かれているのを見て、ヤング兄弟の姉が当時から大音量で演奏していた彼らに対して、掃除機の喧しさに例えて名付けたもの。 なお、地元オーストラリアではAC/DCは愛着を込めて「アッカ・ダッカ」と呼ばれている。「AC/DC」とは「交直両用」の意であるが、実はバイ・セクシャルを表す隠語(日本語で“両刀使い”)でもあったため、バンド初期にはよく勘違いされてゲイバーから出演依頼が来たという。

1973年11月、マルコムとアンガスはベースにLarry Van Kriedt、ボーカルにDave Evans、ドラムにColin Burgessを迎えAC/DCを結成、初のライブは1973年12月31日、シドニーのChequersというクラブで行った。
1976年、バンドはアトランティック・レコードと世界規模のレコード契約を結ぶ。これによりバンドは キッス、エアロスミス、スティクス、ブルー・オイスター・カルトらの前座としてイギリス、ヨーロッパのスタジアムクラスの会場をサーキットすることとなる。1976年9月28日には「ハイ・ヴォルテージ」と「T.N.T. 」の楽曲から再構成されたコンピレーション・アルバムをアトランティック・レコードから全世界でリリース。タイトルは1stアルバムと同じく「High Voltage」である。同アルバムは現在まで300万枚以上を売り上げている。同年には早くも次のアルバム「悪事と地獄(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)」をリリース。このアルバムは現在流通している通常盤の他にオーストラリア盤が存在し、ジャケットと収録曲がそれぞれ異なっている。(なおこのアルバムがアメリカでリリースされたのは1981年であり、その前年に発売され、売れに売れていた「バック・イン・ブラック(Back In Black)」の余波を受けて、この作品もロングセラーを記録している)この様なバージョン違いの存在は次のアルバム「ロック魂(Let There Be Rock)」まで続いている。「ロック魂」のレコーディング終了後、アンガス・ヤングとの不仲が原因でマーク・エヴァンスが解雇され、後任としてクリフ・ウィリアムス加入。

音楽的特徴、エピソードなど
レッド・ツェッペリンの特徴の一つである「ブルースを基調とした骨太でソリッドなロック」の部分を、よりプリミティヴに取り出し徹底させた音楽的特徴はデビュー以来、現在に至るまでタテノリのハードロック、ヘヴィメタルを中心に演奏し続け、時にブルース調の曲を演奏する事もあるが、モーターヘッドと同様に昔も今もあまり変わっていない音楽性が特徴なので、それゆえにほとんどファンも減る事なく、むしろ増やし続けていると思われる。

1973年にデビューして以来、楽曲やライブでのパフォーマンスなどによって欧米にも人気を広げていったが、1980年にボーカルのボン・スコットが急死し、危機にたたされる。しかし新ボーカリスト、ブライアン・ジョンソンを向かえて発表した『Back in Black』は、世界的に大ヒットし(米国でのセールスは2100万枚を超え、第5位であり、世界でのセールスはマイケル・ジャクソンのスリラーに次いで第2位とされている)次作『For Those About to Rock』では初のビルボード1位を獲得した。今日でも全米チャートの上位常連であるが、日本での人気は欧米ほど高くなく、また彼らの全盛期であった1980年前後、日本ではクイーンの様な、ルックス的にも音楽的にも華やかなバンドが人気で、AC/DCの様なバンドは人気がないというバンド側の先入観もあり、2001年の来日公演は実に19年ぶりであった。ただし、コアなファンを生み出していることも事実で、山下達郎も彼らに賛辞を惜しまないという。

特に90年代以降、ブライアンの声の調子が芳しくないこと、2000年以降ニューアルバムが発表されていない(製作されているらしいともいわれている)ことなどから解散が危ぶまれているが、本人たちはまだまだ現役でやっていくつもりのようである。

メルボルンのACDC通りアルバム総売上はアメリカ合衆国だけで6800万枚に及ぶ。全世界のアルバム総売り上げは1億5000万枚以上である。 多くの同業者から尊敬を集めるバンドであり、キース・リチャーズ、ピート・タウンゼント、スティーヴン・タイラー、オジー・オズボーン、ニッキー・シックス、リッチー・サンボラ、スラッシュ、カート・コバーンを始め世界中のアーティストがファンを公言している。

映画『スクール・オブ・ロック』では、エンディングに彼らの曲「It's The Long Way To The Top」のカヴァー(演奏したのは同映画のキャスト)が使われ、劇中でも「Back In Black」が使われた。

数年前から世界的なムーヴメントとなっているガレージロックの、音楽的なルーツの一つでもある。

サンプリングやカバー曲には殆ど許可を出さない。ビースティボーイズが彼らの楽曲をカバーしたことはあるが、アルバムに収録することは許可を出さず、シングルのB面としてリリースされている。

アンガス、マルコム共にヤング兄弟が使用するギターはデビューしてからずっとアンガスはギブソンのSG、マルコムはグレッチ一筋である。

バンドのロゴマーク等はTシャツなどに多用されており、テレビ番組の衣装などでも度々見られる。

2004年10月1日には、ゆかりの地であるオーストラリア・メルボルンにあるコーポレーション通りという名前だった通りが、彼らの功績を称え、敬意を表して同市議会によってACDC通りと改名された。これより前の2000年3月22日にもスペインのマドリード近郊の住宅街レガネスにもバンドにちなんだ同名の通りができていたため、AC/DCの名が付いた通りは現在までに世界で2つ存在している。


メンバー
アンガス・ヤング (Angus Young) リードギター 1973-
マルコム・ヤング (Malcolm Young) リズムギター 1973-
ブライアン・ジョンソン (Brian Johnson) ボーカル 1980-
フィル・ラッド (Phil Rudd) ドラム 1973-1983, 1994-
クリフ・ウィリアムス (Cliff Williams) ベース 1978-
元メンバー

ボン・スコット (Bon Scott) ボーカル 1974-1980、故人
マーク・エヴァンス (Mark Evans) ベース 1973-1977
サイモン・ライト (Simon Wright) ドラム 1984-1989
クリス・スレイド (Chris Slade) ドラム 1989-1994