Cocteau Twins

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Cocteau Twinsのバイオグラフィー

コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)は、1980年から1997年に活動したイギリス、スコットランドのロックバンド。

1980年に、ロビン・ガスリー(Robin Guthrie、ギター)とウィル・ヘッジー(Will Heggie、ベース)がバンドを結成し、これに、地元のディスコで出会ったエリザベス・フレイザー(Elizabeth Fraser)がボーカルとして加わった。

バンドは、当時、ジョイ・ディヴィジョン、バースデー・パ-ティー、セックス・ピストルズ、スージー・アンド・ザ・バンシーズの影響を受けており、コクトー・ツインズというバンド名は、シンプル・マインズの初期の未発表曲に由来している。

1982年に4ADからリリースされた彼らのデビュー・アルバム "Garlands" は、続くシングル "Lullabies" とともに直ちに成功を収めた。フレイザーの先例のない独特な、時に何を歌っているか判読しがたいボーカル・スタイルは特に注目を集めた。

1983年のセカンド・シングル "Peppermint Pig" 発表後のツアーが終わって、ウィル・ヘッジーがグループを去った。バンドの最初の3作は、ヘッジーのリズミカルなベース・ライン、ガスリーのミニマリスティックなギター、フレイザーのボーカルの3つで成り立っていたが、2枚目のアルバム "Head over Heels" では、後の2つだけに頼らざるを得なくなった。これはコクトー・ツインズの特徴的なサウンドを成長させることになった。このころから三拍子の曲が多くなる。 フレイザーの声は幽玄と粗野が入り交じり、ガスリーの強いエフェクトがかかったギターと結びついた。前作とはまったく異なったものになったが、"Head over Heels" はマスコミにも一般にも好評で迎えられた。

1983年に、コクトー・ツインズは4ADのディス・モータル・コイルのプロジェクトに参加し、そこでのガスリーとフレイザーによるティム・バックリィの "Song to the Siren" のカバーは大ヒットした。また、この作業中に彼らはサイモン・レイモンド(Simon Raymonde)に出会い、彼はこの年のうちにベースとしてグループに加わった。サイモンが加わったコクトー・ツインズは、サードアルバム "Treasure"(1984年)、シングル "Aikea-Guinea"(1985年)等の評価の高い名作を続々とリリースした。

レイモンドは、ディス・モータル・コイルのセカンド・アルバムに関わっていたため、1986年のコクトー・ツインズの4作目のアルバム "Victorialand" のレコーディングには参加していない。彼は、同年にハロルド・バッドと共作した "The Moon and The Melodies" では、グループに戻っている。

コクトー・ツインズは、世界的には4ADにとどまっていたが、1988年にアメリカでの配給に関してついにメジャーレーベルのキャピトル・レコードと契約を結んだ。また、この年の10月には5枚目のアルバム "Blue Bell Knoll" をリリースした。

コクトー・ツインズが、"Head over Heels" で追求し始めたスタイルは、1990年後半にリリースされた6枚目のアルバム "Heaven or Las Vegas" で頂点に達した。このアルバムは商業的に最も成功したが、4ADの創始者アイヴォ・ワッツ=ラッセルとの諍いやガスリーのアルコールを含む薬物中毒等が原因で、バンドは4ADと袂を分かつこととなる。コクトー・ツインズは、英国その他ではマーキュリー・レコードのフォンタナ・レーベルと契約を結び、アメリカではキャピトルとの関係を維持した。

1993年にリリースされた7枚目のアルバム "Four-Calendar Café" は、 "Blue Bell Knoll" や "Heaven or Las Vegas" での処理を重ねた複雑で重層的なサウンドから離れ、水晶のように透明でミニマルなアレンジが施された。これは、歌詞がはっきりと聞き取れることとも相まって、賛否両論を引き起こした。

1995年に発売された2枚のシングルのうち、 "Twinlights" はピアノとアコースティック・ギターとボーカルだけのアコースティックな曲であり、一方、"Otherness" はシーフィール(Seefeel)のマーク・クリフォード(Mark Clifford)との共作で、コクトー・ツインズの曲のエレクトロニックなリミックスであったが、ともにバンドのこれまでのシングルとはまったく異なったもので、実験的と評された。

1996年には、これらのシングルの曲を一部含む8枚目のアルバム "Milk and Kisses" がリリースされ、そこから "Tishbite" と "Violaine" の2枚のシングルがカットされた(いずれもカップリング曲が異なる2バージョンがある。)。バンドは精力的にツアーを行い、そこで披露された "Touch Upon Touch" がコクトー・ツインズの最後の曲となった。この曲のレコーディングはツアーの前に行われていた。

1997年の9枚目で最後となるはずだったアルバムのレコーディング中に、バンドは突如として解散した。部分的に録音され完成することができる曲もあったが、バンドはどんな形であれ完成されたりリリースされることはないだろうと述べている。

2005年1月31日に、コクトー・ツインズは、4月30日のCoachella Valley Music and Arts Festivalで再結成し演奏すると発表したが、これはフレイザーの個人的理由により3月16日にキャンセルされた。

メンバー

エリザベス・フレイザー
ロビン・ガスリー
ウィル・ヘッジー
サイモン・レイモンド