Eels

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Eelsのバイオグラフィー

 EELSの音楽は緩やかに軽やかに、時にポップに楽しげに、時に悲痛に彩られながら、だけど一貫した美しさに覆われています。バンドのフロントマンでシンガーソングライター、Eことマーク・オリヴァー・エヴェレット(以下E)のくぐもった、それでいてユーモアを含んだ独特の歌声に乗せて、EELSのメロディは紡がれていきます。

 Eの半生は非常に不幸なものだったとして知られています。劣悪な家庭環境で虐待等を受けて育った幼少時代に始まり、少年時代は問題児として警察の世話になり続け。そして19歳の時に父親を亡くしたのに端を発し、肉親や身近な友人を次々と亡くし、失い続けてきたのでした。1998年、2nd『Erectro-Shock Blues』の発表後、最後の肉親だった母親をガンで失い、それが最後の不幸かと思ったら、バンドのツアーマネージャーであり親友だった男性を亡くし・・・。 大雑把に書いただけでも相当な不幸続きの人生だった、というのが分かってもらえるかと思います。

 EELS のサウンドに、そんなEの辛い人生の側面が反映されているのは間違いないところ。でも冒頭に書きましたが、かといってEELSのサウンドはただ単に悲痛に沈鬱に響くのではなく、むしろ生命力とポジティブな強さに満ち溢れて響くのです。それは不幸を乗り越えてきた人間だからこそ持てる「強さ」だろうと思います。Eはインタビュー等ではっきり「人生を楽しんでいる」と公言してます。大切な人を数多く失っても、それを受け入れて乗り越えて、その感情と思いを表現した音楽を生み出して、Eは生きています。EELSの音楽には、どんな悲しいメロディの中にも、ユーモアと力強さが忍ばされているように感じるのは、おそらくそういう点からなんでしょう。

 「人の死によって自分が生きているということを気付かされる」「痛みもまた喜びと同じ人生の要素なんだ」というEの発言こそが、EELSサウンドの根幹なのだと感じます。

 と、精神面的な話ばかり書きましたが、純粋にポップミュージックとしての側面から捉えてもEELSの音楽は抜群に優れたものです。ノスタルジーな空気を持った美しいメロディ、カントリー・ブルースの要素を含んだサウンド、それらを巧みに浮かび上がらせるリズム・ビート。それらは決して押し付けがまくなく、聴き手の心に静かにアピールするのです。

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